京都ノートルダム女子大学

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ほけんだより

2016年12月09日

インフルエンザについて

 
 インフルエンザは普通の風邪とは異なるインフルエンザウイルスが原因で起こる病気で、例年11月~4月に流行します。症状も普通の風邪より重く、重症化することもまれにあります。また、学校保健安全法により「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまで」出席停止が義務づけられている感染症でもあります。
 すでに流行期に入ったので、かからないよう予防するとともに、実際にかかった時は早めに医療機関を受診して治療を受け、上記の期間または医師から感染の疑いがないと診断されるまで、しっかり休養して回復するよう努めましょう。

●インフルエンザと普通の風邪のちがい

    ★インフルエンザ★                      ★風邪★
〈初期症状〉 悪寒・頭痛・発熱            〈初期症状〉 鼻咽頭の乾燥・くしゃみ
〈主な症状〉 発熱・筋肉痛・関節痛などの全身症状    〈主な症状〉 のどの痛み・鼻水・鼻づまり・咳など
       併せて、右記のような風邪の症状
      
 〈熱〉   38℃~40℃(3~4日間)          〈熱〉 ない もしくは 微熱

●ワクチンによる予防
・ワクチン接種による健康な成人の発症予防効果は70~80%と言われています。ワクチンを接種してもインフルエンザにかかる可能性はありますが、ワクチン接種をしておくと、かかっても軽症ですむ場合があると言われています。
・ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間程度を要することから、毎年12月中旬までにワクチン接種を受けることが望ましいと考えられます。
・インフルエンザワクチンは“普通の風邪” には効果がありません。
保健室前に大学近郊の病院の予防接種の案内を掲示しています。値段はだいたい3000円前後で予約制のところが多いです。予防接種の後は30分病院に待機して副反応がないかみてから帰宅します。

●日常生活でできる予防法
①充分な休養とバランスのとれた栄養をとる。・・・体力をつけて免疫力を高めることで感染を予防しましょう。
②手洗い・うがいをする。・・・手洗いは接触による感染を、うがいはのどの乾燥をふせぎます。外出先から帰宅したときや食事の前は必ず行いましょう。
③人ごみや繁華街への外出を控える。
④適切な温度と湿度を保つ。・・・ウイルスは低温、低湿を好み、乾燥しているとウイルスが長時間空気中を漂っています。室内は加湿器を使うなど適度な湿度(50%~60%)を保ちましょう。
⑤外出時にマスクを着用する。・・・インフルエンザは飛沫感染します。マスクの着用でかかっている人の咳やくしゃみから感染するのを予防します。また自分がかかった時にも他人にうつさないために着用しましょう。

●「咳エチケット」について
① 咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて 1m以上離れましょう。
② 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。
③ 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

※咳エチケット用のマスクは、薬局やコンビニエンスストア等で市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクの使用が推奨されます。
※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。
※咳エチケットを心掛けることは、周囲にウイルスをまき散らさない効果があるだけでなく、周りの人を不快にさせないためのマナーにもなります。
※使い捨てマスクを保健室前に設置しています。

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